エサダは抜群の集魚力で 撒き餌の王様です エサダを撒いて海タナゴ釣りをしている人の隣では 何を撒いても釣れません
エサダは砂浜の波打ち際にいるのですが 海水浴などのときには あまり気づかない存在で 波打ち際に砂を掘ってタイトプールをつくると エサダ ヒメスナホリムシ ヨコトビ などこのサイトで紹介している小動物を観察することができます
私の経験では 自然が残されているところほどエサダの量が豊富で 砂浜自然環境のバロメータではないかと思っています
多くの魚は 夜になると砂浜に来てエサダを食べているのではないかと思われ スズキやクロダイなどの大型の魚もエサダを食べていることは 昔から知られていることです
訛りでイサダと呼んでいるところもあるようですが
エサダ が一般的でしょう
また 春を呼ぶイサダ漁などとよくテレビで紹介されているオキアミとは全然違います
砂浜の波打ち際に立って 波が返す時に網を入れます
エサダ ヨコエビ ヒメスナホリムシ などが入ってきます
引き波を利用して採取するのがコツです
砂と海水の境目にいますので 砂に網の片方をつけるようにし もう一方は海面から上に出すように 斜めに固定します
すると 波が引いて エサダが網に取り残されると言うわけです
タイミングや網を入れる角度が悪いと せっかく採取したエサダが 波にさらわれてしまいます
何度か試してみると 直ぐにコツがつかめるでしょう
写真は私の相棒ですが エサダ初心者のため かなり腰が引けています
エサダは 撒き餌としても付け餌としても使います
エサダの大小を分けるためには 砂の斜面を使います
先人の英知ですね
砂に穴を掘って 斜面の上の方にエサダをばらまくと あら不思議
ピチピチしながら 体力のある大きなエサダが下まで転がってきます
ちょっと時間がかかるので 最初に砂に穴を掘っておき エサダを採っては ときどき斜面の上にばらまき また エサダ採っては・・・ を繰り返すのがよいでしょう
もちろん コロコロと太って大きいエサダちゃんを つけ餌に
小さくてかわいいエサダちゃんは 撒き餌にどうぞ
保管方法がよいと 1日2日ぐらいは生きています
少し湿った(砂は湿り過ぎも乾燥過ぎも×)砂に混ぜ 風通しのよい入れ物に入れて保管します
私は麻袋を使っています
麻袋は側溝の泥上げなどに使うため ホームセンターなどで簡単に手に入ります 安価なことも魅力ですね
また 麻袋は 岩の凸凹にも上手くフィットし テトラの斜面にも滑り落ちないので 大変優れものです
さらに 使い古したものを 泥上げに使用すれば リサイクルにもなります
大きいエサダやヒメスナホリムシは 少し湿った砂と一緒に竹ザルなどに入れ付け餌にします 日が当たらないようにして保管しましょう 面倒な場合は 分別しないで付け餌も撒き餌も同じでも構いませんがね
大きいエサダは 15o ぐらいに成長します 1匹がけでも十分でしょう
小さい場合は 2 3匹を一緒に針に付けてください