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海タナゴの四季

海タナゴは 藤の花の咲く頃に 沖から防波堤周りに乗っ込んで来ます 海水温が15℃ぐらいになると活発に活動するようになります 海タナゴは体型がスマートなクチボソタナゴとヘラブナのような丸タナゴ(本タナゴとも言います)の2種類いて 釣っても食べてもいいのは丸タナゴです 丸タナゴを「マルタ」などと愛称で呼んでいる方もいます

春の防波堤には 丸タナゴよりも一足先にクチボソタナゴが その後から丸タナゴが乗っ込んで来ます クチボソの下に丸タナゴがいますので 撒き餌をして観察してみましょう

一般的に 丸タナゴ(以下タナゴと記述)は この乗っ込みの時期を狙って釣るのがセオリーですが この時期のタナゴはお腹に子供が入っており ちょっと可哀想な気がします

1〜2週間ほど防波堤周りで過ごし その後はつがいになり磯の藻の中に刺さって 子供を産むのです 夏から秋まで磯などの藻が生えているところで過ごし 秋には越冬に備え活発に餌を追うようになります これが ”荒食い” この時期のタナゴは身もしっかりしており美味しい時期でタナゴの旬 これが各浜の牡蠣ムキの時期と重なるため 餌の豊富な牡蠣ムキ場の前に集まります その後 冬になると沖に落ちて水深20〜30mぐらいの牡蠣棚の下に集まり ハネムーンとなります


タナゴの行動

海タナゴは警戒心が強く(臆病) 当たりも微妙です 警戒心を解くためには 撒き餌が威力を発揮します 撒き餌は30分ぐらいパラパラと根気強く タナゴが団子状態になってから竿を出しましょう

撒き餌をすると即反応するのはクチボソです その下に本命のタナゴがキラと光ります 春から夏のタナゴは撒き餌をするとある程度浮いて団子に状態になりますが 秋から冬にかけてはほとんど浮いてきません 秋から冬にタナゴを狙うには 底からタナを探ることになります また 春のタナゴも底に沈むイガイ(カラスガイ ニタリガイ などとも言う)などを潰して撒き餌にしたときは 当然ですが底に照準を定めることになります

当然撒き餌は エサダ ヨコトビ 砂のスペシャルブレンドが最高 エサダのピッピとヨコトビのグルグルにタナゴはもう夢中になってしまいます

タナゴの口は小さくピンクなので愛らしく とても美しい魚です その小さな口で餌を吸い込むように補食します

タナゴのお腹の赤ちゃんは あまり知られていませんが メバル釣りの絶好の餌となります 他の餌では見向きもしないときでも タナゴの赤ちゃんにはメバルが飛びついてきます 春から初夏にかけてタナゴを釣ったときは お腹の赤ちゃんでメバルを狙ってみましょう


海タナゴには割り箸を

タナゴの口は小さいので針を飲んでしまうと外すのに苦労します 出島のあるおじいさんから教えてもらった飲んだ針の外し方には 目から鱗!!! その方法は 糸を持って割り箸の1本をタナゴの口に深く入れ タナゴをクルクル回転させるというものでした

    

はじめに聞いたときは私もビックリしましたが あら不思議これがなかなか案配がいいのです 針外しなどよりはるかに確実で 簡単に外れてきます 口の中で割り箸にハリスが巻きつき針をひねって引っ張るため タナゴに負担をかけずに針を外すことができます

先人の知恵 恐るべし!!! みなさんも タナゴ釣りには割り箸を是非お持ち下さい


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